新郎側(親)と新婦側(親)との両家顔合わせの要領
ポイント①
簡略化とか合理的とかいう言葉が流行っていますが、親しき仲にも礼儀あり。
程度が過ぎると相手様を軽視していると取られかねません。
簡略化とか合理的とかいう言葉が流行っていますが、親しき仲にも礼儀あり。
程度が過ぎると相手様を軽視していると取られかねません。
ポイント②
結婚は二人の問題ではありますが、両家が親戚となるのも確かです。
最初が肝心です。親対親でケジメをつけて、相手様に対して誠意を示しましょう。
結婚は二人の問題ではありますが、両家が親戚となるのも確かです。
最初が肝心です。親対親でケジメをつけて、相手様に対して誠意を示しましょう。
ポイント③
二人の結婚は両家の婚姻となり親戚となってお付き合いが始まります。
そう行ったことの結婚する二人への伝授は親としての最大の務めといえるでしょう。
二人の結婚は両家の婚姻となり親戚となってお付き合いが始まります。
そう行ったことの結婚する二人への伝授は親としての最大の務めといえるでしょう。
手順①
親が新婦家へ赴き結婚をお願いするのが正式ですが、昨今は略式としてます新郎本人が、ご両親に結婚のお許しをお願いするために新婦家へお伺いし、お許しがいただけたら、 吉日を選んで両家の顔合わせを行うのが一般的です。
親が新婦家へ赴き結婚をお願いするのが正式ですが、昨今は略式としてます新郎本人が、ご両親に結婚のお許しをお願いするために新婦家へお伺いし、お許しがいただけたら、 吉日を選んで両家の顔合わせを行うのが一般的です。
--------------------------- 挨拶例 --------------------------
新郎側
「先日は私どもの息子がご当家にお邪魔し、失礼をいたしました。
そしてまた、ご当家のお嬢様との結婚をお許し頂き、誠にありがとうございます。
どうぞ末永くよろしくお願い致します。」
「先日は私どもの息子がご当家にお邪魔し、失礼をいたしました。
そしてまた、ご当家のお嬢様との結婚をお許し頂き、誠にありがとうございます。
どうぞ末永くよろしくお願い致します。」
新婦側
「ご丁重なお言葉をいただき、誠にありがとうございます。
こちらこそ末永くよろしくお願い致します。」
「ご丁重なお言葉をいただき、誠にありがとうございます。
こちらこそ末永くよろしくお願い致します。」
新郎側
「ありがとうございます。
つきましては、結納を◎月○日に納めさせていただきたいと存じますが、
そちら様のご都合はいかがでしょうか。」
「ありがとうございます。
つきましては、結納を◎月○日に納めさせていただきたいと存じますが、
そちら様のご都合はいかがでしょうか。」
(差し支えなければ)
新婦側
「差し支えありません。よろしくお願いいたします。」
新婦側
「差し支えありません。よろしくお願いいたします。」
※よく勘違いをしておられる方がありますが、結納=結納飾りではありません。
結納金の包みとして結納飾りがあります。ゲンのものです。
両家の顔合わせでは「結納はどうしましょうか」ではなく、「いつ納めさせていただきましょうか」と切り出したいものです。
結納金の包みとして結納飾りがあります。ゲンのものです。
両家の顔合わせでは「結納はどうしましょうか」ではなく、「いつ納めさせていただきましょうか」と切り出したいものです。
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結納納めのあらまし
1.婿方で必要なもの
御結納品(目録を含む)、結納金、酒料、魚料、広葢、定紋、入帛久紗、定紋入風呂敷
※広葢に目録、結納金、酒料、魚料をのせ、その上に帛久紗を置き、家紋が上にくるように風呂敷をかける。
御結納品(目録を含む)、結納金、酒料、魚料、広葢、定紋、入帛久紗、定紋入風呂敷
※広葢に目録、結納金、酒料、魚料をのせ、その上に帛久紗を置き、家紋が上にくるように風呂敷をかける。
2.嫁方で用意するもの
結納飾り、オタメ、半紙
※最近では、男性側が用意してあげる場合が増えています。但し、男性側がするのが当然という訳ではありません。
結納飾り、オタメ、半紙
※最近では、男性側が用意してあげる場合が増えています。但し、男性側がするのが当然という訳ではありません。
3.御結納納め
①まず、新郎側親(又は、仲人)が新婦側親に正式に結婚の申込みを行い結納日を決めます。
②結婚式の約3ヶ月〜6ヶ月前に媒酌人又は新郎の父親か母親が御結納を嫁方に届けます。
①まず、新郎側親(又は、仲人)が新婦側親に正式に結婚の申込みを行い結納日を決めます。
②結婚式の約3ヶ月〜6ヶ月前に媒酌人又は新郎の父親か母親が御結納を嫁方に届けます。
< 一 例 >
A家からB家に御結納を納める場合
A.「ごめんください。」
B.「どうぞこちらへお願いいたします。」
※結納を並べるところへ案内する。この時には、これ以上の言葉は交わさない。
A.「床をおかりいたします。」
A家の人たちが結納を床の前に並べます。
並べ終わったら下記のように向かい合い、ごあいさつを交わします。
A家からB家に御結納を納める場合
A.「ごめんください。」
B.「どうぞこちらへお願いいたします。」
※結納を並べるところへ案内する。この時には、これ以上の言葉は交わさない。
A.「床をおかりいたします。」
A家の人たちが結納を床の前に並べます。
並べ終わったら下記のように向かい合い、ごあいさつを交わします。
※母と本人は逆でもよい。
広葢を前に置き、御口上をのべます。
(膝の上で風呂敷をとり、帛久紗はかけたまま)
【A】
(此度は御両家様、御婚約相整い誠に御めでとうございます)
「本日は御日柄もよろしく これなる結納の品持参致しました。おあらための上 幾久しく御受納めください。」
(尚、先方様よりよろしくとのおことづけがございましたのでお伝えします。)
※新郎の家族が口上を述べる場合は、( )内は、不要です。
(膝の上で風呂敷をとり、帛久紗はかけたまま)
【A】
(此度は御両家様、御婚約相整い誠に御めでとうございます)
「本日は御日柄もよろしく これなる結納の品持参致しました。おあらための上 幾久しく御受納めください。」
(尚、先方様よりよろしくとのおことづけがございましたのでお伝えします。)
※新郎の家族が口上を述べる場合は、( )内は、不要です。
【B】
「御丁重なお言葉を賜り、その上結構なる御結納を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。 幾久しく御受けいたします。」
「ちょっとお待ちください。」
※別室へ下がり、オタメを入れ、受書を持ってくる。 「受書でございます。
本日はどうもありがとうございました。
(前方様にはよろしくお伝えください。)」
※座布団をここで出します。
ここでこぶ茶を出します。
これにて儀式は終わります。
「御丁重なお言葉を賜り、その上結構なる御結納を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。 幾久しく御受けいたします。」
「ちょっとお待ちください。」
※別室へ下がり、オタメを入れ、受書を持ってくる。 「受書でございます。
本日はどうもありがとうございました。
(前方様にはよろしくお伝えください。)」
※座布団をここで出します。
ここでこぶ茶を出します。
これにて儀式は終わります。
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結納 Q & A
【Q】
「結婚する2人が『結納はなしで』と言うのですが、親としては形だけでもせねばと思うのですが・・・。」
「結婚する2人が『結納はなしで』と言うのですが、親としては形だけでもせねばと思うのですが・・・。」
【A】
こういう声はよく聞きます。
最近は恋愛結婚が9割以上であり、結婚する2人は親密でも両家の親同士の面識はなく、いわゆる赤の他人同士と言うケースが多くなっております。
結納をする意義は、親同士が仲良くなる「親から親へのプロポーズ」なのです。
お2人の結婚により親同士、家族同士は血縁関係はなくても親戚になるのです。
両家顔合わせで初めて会っても親同士の付き合いレベルは「本音と建前」で口に出される言葉を鵜呑みにはできない場合が多々あります。
結納は、おめでたい縁起物に気持ちを込めて相手様に敬意を払い、態度で示すのです。本当に「大切に・・・。」って心根がなければ出来ない事だと思います。
結納をする事で両家同士が仲良くなり、本人たちのこれからの結婚生活に礼節ができ、将来トラブルがあってもサポート出来て、幸せな結婚生活が送れるのではないでしょうか。
こういう声はよく聞きます。
最近は恋愛結婚が9割以上であり、結婚する2人は親密でも両家の親同士の面識はなく、いわゆる赤の他人同士と言うケースが多くなっております。
結納をする意義は、親同士が仲良くなる「親から親へのプロポーズ」なのです。
お2人の結婚により親同士、家族同士は血縁関係はなくても親戚になるのです。
両家顔合わせで初めて会っても親同士の付き合いレベルは「本音と建前」で口に出される言葉を鵜呑みにはできない場合が多々あります。
結納は、おめでたい縁起物に気持ちを込めて相手様に敬意を払い、態度で示すのです。本当に「大切に・・・。」って心根がなければ出来ない事だと思います。
結納をする事で両家同士が仲良くなり、本人たちのこれからの結婚生活に礼節ができ、将来トラブルがあってもサポート出来て、幸せな結婚生活が送れるのではないでしょうか。
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養子縁組の場合は、台紙の色が赤から青になります
台は継ぎ目が手前
足りないものだけのご注文も承ります。
お気軽にお電話ください。
無料にて御見積もりさせていただきます。
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ご祝儀セットのつかい方
(1)広葢の上に目録と受目録を置く。
(2)その上に柳樽料、そしてその上に宝金を置く。
※できれば、文字が少しでも見えるように
(3)定紋帛久紗をその上におく。
(4)風呂敷をかける。
※①→②→③→④の順にて
(2)その上に柳樽料、そしてその上に宝金を置く。
※できれば、文字が少しでも見えるように
(3)定紋帛久紗をその上におく。
(4)風呂敷をかける。
※①→②→③→④の順にて
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結納飾りのいわれと結納品
①松飾り
二人が一年中縁を保つ松のように実り多い人生を送れるように。
◎結納金(宝金)はここに置きます。
◎結納金(宝金)はここに置きます。
②竹飾り
今後の二人の生活が曲がる事なく、竹のようにまっすぐ生きるように
③梅飾り
寒い時期に花を咲かせる梅のように忍耐強く、力を合わせて花を咲かせるように。
④鶴飾り
長寿とともに、生涯一羽としかつがいにならない鶴のように節操を表します。
◎熨斗
鮑を伸ばしたもので、不老長寿を表し、相手に対する敬う心を託した祝儀の象徴で、最も大切なもの。
※この上に鶴を置きます。
◎熨斗
鮑を伸ばしたもので、不老長寿を表し、相手に対する敬う心を託した祝儀の象徴で、最も大切なもの。
※この上に鶴を置きます。
⑤亀飾り
長寿と何事にも地道な努力をします。
◎寿恵廣
純潔無垢と末広がりの繁栄を意味します。
※この上に亀を置きます。
◎寿恵廣
純潔無垢と末広がりの繁栄を意味します。
※この上に亀を置きます。
⑥結美和
丸い物を加える事で夫婦円満を願います。
⑦高砂人形
ともに長寿を願う祈りを込めて慰と姥を飾ります。
⑧寿留女
保存食として不時に備えます。
⑨子生婦
子孫繁栄を願います。また「よろこぶ」にも通じます。
◎印が最も重要なものです。
◎印が最も重要なものです。
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《結納ひとくちメモ》 〜 播州版 〜
当地では、結納や御祝いをいただいたら、その場で御多芽として一割を相手様にお包みし、
またいただいた結納飾りや御祝い袋は床の間に毛氈を敷いて式の日まで飾り、いただいた方には礼を尽くすのが古来からの習わしとなっております。
わからない場合はご一報くださいますれば係員が参上致します。